公的年金制度とは

死亡や病気、怪我といった万が一の場合の保障の他に、「長生きに関するリスク」、つまり、退職した後の生活に備える保障についても考えなければなりません。
元気で長生きは理想には違いないのですが、生きていくためにはそれなりの資金が必要です。「自分は病気にならないから、民間の医療保険なんて、保険料の無駄。」と思っている人ほど、考えておかなければなりません。 人間たいていの人は「長生きしない」というプランはたてませんから。

ただ、では何歳まで生きるとして考えたらいいのか?だいたい「自分は○歳くらいまで生きられそうだ。」と思っても、あまり意味のない事は当たり前ですね。
現在のところ、男性の平均寿命は79歳、女性は86歳ということになっています。まず、このデータをめやすにするしかありません。

公的な年金制度は、これからも受給開始年齢が引き上げられる事が考えられますし、支給金額もまだまだ減らされる可能性もあります。あまり若いうちから老後保障にがんじがらめになってしまうのも現実的ではありません。
ただ、公的年金制度が、国民年金の上に会社員の加入する厚生年金が乗っかっている、2階建てのしくみであり、自営業者は公的年金の金額はかなり低く、自助努力が欠かせないという事は覚えておきましょう。
現在は年金の支給は65歳からです。会社の退職年齢が60歳とすると、5年間は無給の状態となる事になります。

この5年間をどのように生活するか、というのが、まず当面の課題でしょう。
65歳からは年金が支給されますが、その金額は、国民年金を満額で貰う方で、現在65歳の方で年額79万2100円。会社員の方はそれまでのお給料の額により計算した金額が、更に上乗せでうけとれます。

ちなみに余裕ある老後を過ごす為に必要な資金は、月額30何万といわれていますが、これはそれまでの生活水準にもよりますし、住居が賃貸か持家かでも随分違いますので、もし、これだけ用意できていれば、安心できるんだなあという程度の認識で良いかと思われます。